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銀行員が教える!知らないと損する海外旅行の外貨両替の話

海外旅行

海外旅行の際に、必ず関わることになる“外国通貨=外貨”について、みなさんはどの程度知識をお持ちでしょうか。

“外貨に両替をするとき、何を意識したらいいの?”

“今の為替レートは買い物するのに得なの?”

“外貨両替はどこですると有利なの?”

など旅行の際に少なからず外貨についての疑問を抱くはずです。

この記事では、知らないと損する外貨両替についての情報をまとめています。

TK
TK

プロフィール

メガバンク入社8年目の総合職

個人顧客へ投資商品や外貨預金の営業をしています

海外旅行が趣味です

あの「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」がご自宅で食べられる【俺のEC】

外貨についての基本知識

海外旅行にいく際は両替が必要か

基本的な話ですが、アメリカは米ドル、EU圏内はユーロ、イギリスはポンドなど、各国で流通している通貨は異なります。

そのため、旅行の際は、日本円を旅行先で流通している通貨に両替する必要があります。

キャッシュレスが進んでいるとはいえ、チップやタクシー料金など現金が必要な場面があるため、旅先の国の通貨を少しは持参する必要があります。

外貨の為替レートとは

日本円を旅先の通貨へ両替する際に、関係してくるのが為替です。

為替とは、その国の通貨を得るために必要な円の金額を表しており、日々変化します。

例えば、“米ドルの為替”と調べるとこのような日本円の金額が出てきます。

この日の為替レートであれば、1米ドルを得るには日本円105.36円が必要ということです。

下記の計算式に当てはめれば、簡単に交換できるドルの金額、必要な円の金額を割り出すことができます。

決まった円の金額を両替したい場合(例 5万円を米ドルに替えたい)

両替したい日本円の金額 ÷ 為替レート = 両替できる米ドルの金額

決まったドルの金額が欲しい場合(例 500米ドルが欲しい)

両替したい米ドルの金額 × 為替レート = 両替に必要な円の金額

例えば、5万円を米ドルに両替する場合このような計算になります。

50,000(円) ÷ 105.36(為替) =474.56(米ドル) ※小数点第三位は四捨五入しています

つまり5万円を両替して手にすることができる米ドルは474ドル56セントということになります。

ここでは、分かりやすいよう両替の交換手数料を考えずに説明をしています。

両替の交換手数料については、この後詳しく解説します。

海外旅行は円安円高どちらがお得?

そもそも円安円高とは?

例えば、今日の米ドルの為替レートが1ドル=100円だったとします。

1ドルのりんごを買うためには、日本円で100円が必要です。

その翌日、為替レートが1ドル=110円になったとします。

1ドルのりんごを買うためには、日本円で110円が必要ということになり、前日よりも10円多くお金を払う必要があります。

これが円安と言われる状況です。

為替レートが100円から110円になり円の金額が上がっているので、円高と勘違いしがちですが、

1ドルのりんごを買うのに昨日より10円多くお金が必要=円の価値が下がっている=円安

と覚えてください。

逆に、翌日の為替レートが1ドル90円になったとします。

1ドルのりんごを昨日より10円安く買うことができる=円の価値が上がっている=円高

ということになります。

こちらがイメージ図です。

海外旅行は円高のときがチャンス

ここまでの説明を読んでいただくとわかる通り、海外旅行へ行くには円高のときがチャンスです。

先程の例えを使うと、少ない日本円でりんごが買えるとき=円高です。

では、為替はどの程度動くのでしょうか。

この10年間の米ドルの為替レートの推移がこちらです。

円高に進行したときが1ドル76円、円安に進行したときが1ドル124円です。

つまり、1ドルのりんごを76円で買うことができるときもあれば、124円支払う必要があるときもあるということです。

購入するものが、リンゴではなく3000ドルのブランドバッグだとすると、

円高のときは、228,000円で買えるのに対し、

円安のときには、372,000円になるということです。

為替の影響がいかに大きいかが分かります。

旅行のタイミングが運良く円高であれば、現地で食事や買い物を奮発するのも良いでしょう。

米ドルと他の通貨は同じタイミングで円高になるのか

このチャート表は米ドル(赤)、ユーロ(青)、オーストラリアドル(緑)の為替の1年間の動きになります。

線が上方向に変動していると円安、下方向に変動していると円高ということになります。

赤ー米ドル 青ーユーロ 緑ー豪ドル

ご覧の通り、各通貨によって為替の変動は異なります

つまり、米ドルに対しては1年前より円高(円の価値が上がっているいる状況)であったとしても、オーストラリアドルに対しては1年前より円安(円の価値が下がっている状況)といった状況があり得るということです。

とはいえ、日本の経済状況が悪化し、どの外国通貨に対しても円安(円の価値が下がっている状況)になることもあり得ます。

テレビや新聞などで『円安(または円高)に推移している』といった報道があった場合、一般的にそれは米ドルに対する円の状況の説明になります。

通貨ごとに為替の動きや傾向は異なりますので、米ドル圏以外の通貨への両替を検討している際は、米ドルの情報に左右されすぎないように気をつけましょう。

外貨両替の基本知識

外貨の両替手数料

日本円を外貨に交換する際にかかる費用として両替手数料があります。

一般的に、流通量が多い通貨(米ドルやユーロ)などは両替手数料が安く、流通量が少ない通貨は両替手数料が高い傾向にあります。

両替手数料は、両替店ごとに異なります。

両替店が定めるその日の両替為替レートには、あらかじめ手数料が加算されていることがほとんどです。

そのため、両替店ごとに両替為替レートが異なるため、条件が有利な店を見極める必要があります。

利便性、信頼性などを考慮した上で、少しでも両替為替レートが有利な両替店を選ぶようにしましょう

少額紙幣に交換してもらおう

外貨両替を行う際、交換する紙幣の種類を選ぶことができます。

具体的には、日本円を500ドルに外貨両替する際、100ドル紙幣5枚で受け取るのか、1ドル紙幣や10ドル紙幣などを含んだ500ドル分の紙幣を受け取るかを指定することができます。

私は外貨両替の際は必ず、少額紙幣を含んだ紙幣内訳を選ぶようにしています。

100円程度の価値の紙幣(1ドル、1ユーロ)を最低でも10枚は両替するようにしています。

その理由は、現地についてすぐに少額紙幣の出番が発生するからです。

例えば、空港の自販機で飲み物を購入する、空港からの交通機関の料金支払い、タクシーやホテルでのチップなど。

これらはクレジットカードが使えないため、必ず少額の現金の用意が必要です。

外貨両替の際は、少額紙幣を含んだ内訳で両替するようにしましょう。

外貨両替はどこでするのがお得?メリット、デメリット

銀行窓口

おすすめ度 ★☆☆

銀行員の私がいうのもなんですが、銀行での外貨交換は両替手数料が高くおすすめできません

銀行の窓口で外貨両替を行なっている支店は限られており、基本的に、都心部にある大型の支店になります。

銀行での外貨両替をお考えの場合は、事前にHPなどで外貨両替の取扱店を確認するようにしましょう。

メリット

・両替可能な通貨の種類が多い

・紙幣の種類の指定(1ドル紙幣○枚、10ドル紙幣○枚など)が可能

デメリット

・両替手数料が高い

・外貨両替の取扱店が限られているため、自宅近くに店舗がない可能性がある

空港の両替ショップ

おすすめ度 ★★

空港内には、何店舗かの両替ショップがあります。

ショップごとに両替手数料が異なるため、時間があればより良いレートのショップを探して、両替するといいでしょう。

学割やキャンペーンが実施されていることもあります。

少々レートが不利でも手間をかけたくないという方にはおすすめですが、訪れる時間帯によっては、ショップが閉店していたり、繁忙期は混雑している可能性がありますので注意が必要です。

メリット

・利便性が高い

・旅行当日に両替を行うことができる(例えば、台風が近づいていて飛行機が欠航になるかもしれない、仕事の都合で旅行に行けるかわからないなどといった状況の時には、旅行当日に両替を行うことができるのはメリットです)

デメリット

・繁忙期やフライトが集中する時間帯は混雑している

・早朝便、深夜便の飛行機での旅行の場合、ショップが閉店している可能性がある

街中の外貨両替が可能なお店

おすすめ度 ★★★

対面で外貨両替を行いたい場合、おすすめは金券ショップです

銀行や空港の両替ショップと比較すると、両替手数料が安いところが多いです。

ただし、外貨両替の取扱があり、レートが有利な金券ショップは、都市部にあることが多いため、お住まいの場所によっては利用しにくい可能性があります。

メリット

・銀行や空港の両替ショップよりも両替手数料が有利なことが多い

デメリット

・取扱している外貨の種類が少なかったり、紙幣の種類が揃っていないことがある(例えば、100ドル紙幣は取扱がない、50ドル紙幣の在庫がないなど)

・ホームページで事前に情報を集めにくい(銀行などであれば、当日の両替為替レートや取扱通貨がホームページで確認できるが、金券ショップは情報をホームページに記載していないことが多い)

・店舗が限られる

ネットの両替サイト

おすすめ度 ★★★

とにかく手軽に、両替手数料を抑えて外貨交換をしたいという方におすすめです。

ネットの外貨両替サイトは、窓口対応の銀行や空港の両替ショップに比べて、人件費、家賃などがかからないため、両替手数料が安いというわけです。

自宅近くに両替できる店がない、両替店に行く時間がないという方もおすすめです。

メリット

・為替手数料が安い

・店舗に足を運ぶ必要がない

デメリット

・申し込み金額の下限、上限がある

・振り込み、現金の受け取りを行う必要がある

・日数に余裕を持って申し込む必要がある

現地

おすすめ度 ★☆☆

旅先についてから、現地の通貨に両替するという方法もあります。

一部の海外では、現地で外貨両替をするほうがレートの条件が良いということもあります。

国によっては、レートが良い街中の両替ショップでトラブルに巻き込まれることもありますので、注意が必要です。

現地で現金が足りなくなったときは、多少レートが不利でもホテルや銀行、免税店など信用できる場所での両替が安心です。

メリット

・国内よりもレートが有利なことがある

・滞在中に必要な分だけ両替することができる

デメリット

・国によっては、金額を誤魔化されるなどのトラブルに巻き込まれる可能性がある

・両替ショップに日本円のお釣りがなく、希望している金額での両替ができないことがある(1万円札を差し出して、5千円分の両替を依頼しても、ショップに5千円のお釣りがなく1万円分の両替しか受け付けてもらえない等)

おすすめ外貨両替サイト【外貨両替マネーバンク】

今回は私もよく利用している、外貨両替サイト外貨両替マネーバンクのおすすめポイント、利用時の注意点を紹介します。

おすすめポイント

両替レートが有利

外貨両替マネーバンクの両替レートには、すでに外貨両替手数料が含まれています。

銀行や空港の両替ショップなどに比べると外貨両替手数料は安く、両替レートが有利です。

外貨の送料無料

外貨両替マネーバンクでは、外貨の送料が無料です。

申し込みから受取までの日数が短い

平日、14時までの申し込み+振込完了で、最短で翌日の受取が可能です。

外貨を空港で受け取ることが可能

申し込んだ外貨は自宅または、空港内の郵便局で受け取ることが可能です。

自宅をあけていることが多く、郵便物の受取が難しい方には、空港受取がおすすめです。

注意点

振込手数料または代引き手数料がかかる

外貨に両替する日本円の支払い方法は、振込か代引きになります。

その際の、振込手数料または代引き手数料は顧客負担になります。

自宅から両替ショップに足を運ぶ交通費と手間を考えると安いかと思います。

銀行のネットバンキングで振込を行えば、自宅にいながら支払いを済ますことが可能です。

最低申込金額が7万円

最低申込金額が決まっているため、少額の外貨両替をお考えの方には、外貨両替マネーバンクはおすすめできません。

まとめ

いかがでしたか。

海外旅行の際には、ご紹介した外貨の両替のポイントを参考にしていただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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